WordPressを高速化・最適化・負荷軽減する方法サイト管理
WordPressの高速化や最適化、サーバーへの負荷を軽減させるための方法をご紹介します。
■キャッシュの導入
WordPressではアクセスがあると、PHPとデータベースの処理を行い、
動的にページを生成しますが、この処理で時間がかかる場合があります。
キャッシュを導入することで、2回目以降のアクセスでは処理をバイパスし、
高速化させることができます。
以下、一般的なWordPressキャッシュプラグインの例です。
・LiteSpeed Cache
・WP Super Cache
・W3 Total Cache
・WP Fastest Cache
・Comet Cache
■PHPバージョンの変更
弊社では、従来のPHP5に比べて高速に動作するPHP7をご利用いただけます。
PHPバージョンの変更方法は、次のマニュアルを参照ください。
PHPのバージョン変更
なお、WordPressやご利用のプラグイン、テーマなどがPHP7に対応していることをご確認の上、
PHPのバージョンを変更してください。
■負荷の高いプラグインを削除
プラグインはとても便利ではありますが、サーバーに高負荷を与えるプラグインもございます。
・WordPress Popular Posts
人気記事を表示するプラグインですが、アクセスが増加した際に負荷が高くなります。
代替プラグインとしては、Google Analyticsのデータを元にランキングを生成する
「Simple GA Ranking」などがございます。
・WP SlimStat
アクセス解析を行うプラグインですが、アクセスが増加した際に負荷が高くなります。
アクセスデータがデータベースに登録されるため、データベース容量に注意が必要です。
代わりに、Google AnalyticsやJetpackなどのご利用を推奨いたします。
・FeedWordPress
他サイトのRSSを取得し、自サイトに自動投稿させるプラグインですが、
自動投稿の際の負荷が高く、投稿数が多い場合は不向きです。
・Crayon Syntax Highlighter
エディタのようにソースコードを記事に表示させることができるプラグインですが、
負荷が高く、最近では更新されていないようですのでお勧めできません。
・WP External Links
外部リンクに関する設定を行うことができるプラグインですが、
アクセスが増加した際に負荷が高くなりますので、
直接、リンク部分のソースを編集されることを推奨いたします。
■プラン変更
上記のご対応後も動作が遅いなどの問題が解決しない場合は、上位プランへの変更をご検討ください。
上位プランへ変更いただくことで、CPUやメモリの割当と同時接続可能なプロセス数が理論上約1.5倍~2倍になります。
また、共有サーバープランとSSDサーバープランではデータの読込や書込の速度が異なり、
比較すると理論上では約4倍程度、SSDサーバープランの方が速いため、
共有サーバープランをご利用の場合は、SSDサーバープランへの移転をご検討ください。